実習実施機関へ監督 安全基準違反が2割 厚労省調べ

2016.09.15 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、外国人技能実習生の実習実施機関に対する監督指導、送検の状況を公表した。立入調査した5173件のうち71.4%に当たる3695件で労働基準関係法令違反が発覚した。違法な時間外労働など労働時間関係が22.6%(1160件)と最も多いものの、安全措置が講じられていない機械を使用させていたなど安全基準関係も20.8%(1076件)と目立った。

 労働安全衛生法関係の送検事例では、造船業の船体組立作業の現場で、つり荷の下への労働者の立入禁止措置を講じず、クレーンの荷が落下して技能実習生の死亡災害を発生させたとして、造船業者と現場指揮者を処分している。

平成28年9月15日第2266号 掲載
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