高齢者へ配慮した労働環境の整備を 厚労省

2011.03.15 【安全スタッフ ニュース】
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 厚労省の労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会建設労働専門委員会は、第8次建設雇用改善計画案をまとめた。今後、若年労働者の減少が深刻な問題になると懸念されるなかで、高年齢労働者が活躍できる労働環境の整備、高度な熟練技能の継承などを重点事項として挙げている。

 具体的な方策では、高年齢労働者の特性や健康、体力などに配慮し、作業方法の見直し、適正な配置、安全衛生対策、柔軟な勤務形態などを検討する事業主団体に対して支援を行うとしている。また、高年齢労働者の健康、体力や多様な就業ニーズを的確に把握しつつ、適切な雇用管理が行われるよう事業主に対して啓発・指導を行うとした。

 技能継承問題については、熟練技能者を派遣して技能講習を実施したり、技能の実演を通じた交流などを図るとしている。

 第8次計画は平成23年度から平成27年度までが期間となる。今後、建設業を取り巻く状況の動向などを踏まえ、必要に応じて計画を改正する。

平成23年3月15日第2134号 掲載
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