【トピックス】日常作業から幅広く情報収集 対策は「除去」「代替」を優先に HOYAグループのリスクアセスメント
2011.03.15
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
光学技術を中心とした情報通信分野の精密機器などを生産・販売するHOYAグループ(本社:東京・新宿区)は、経営トップ主導のもと2002年から労働安全衛生マネジメントシステムを導入している。2010年3月末までに国内外あわせて34事業場でOHSAS18001の認証を取得。システムの中核のひとつが、リスクアセスメントによる災害を未然に防止する取組みだ。同社では日常作業から幅広く情報を収集し、ハザード(危険源:危険性and/or有害性)の特定に役立てるとともに、リスク低減対策検討の際には、「ハザードの除去」「ハザードの代替」を優先とした順番で対策を考えることをポイントとしている。
人的要因も考慮しハザードを特定
同社では、「情報の入手」→「ハザードの特定」→「リスクの見積り」→「リスク評価」→「リスク低減対策の検討」→「検討後の残留リスク評価」→「優先度の決定」→「結果の記録」というステップでリスク管理を進めている。
最初に行うのが、情報の入手とハザードの特定。表1に挙げたように、…
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平成23年3月15日第2134号 掲載