中小担当者向け 伴走型DX研修 千葉県が創設
2021.06.18
【労働新聞 ニュース】
千葉県は、労務管理の効率化などを目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、中小企業向けの研修制度を創設する。現場担当者を対象に、デジタル技術の活用や分析方法を個別指導する「伴走型研修」を予定している。
研修では、中小企業の抱える課題について幅広く対応するため、企業事情に詳しいIT人材の現地派遣やオンラインでの指導を行う。対応する課題として、顧客管理や企業内での情報共有の自動化のほか、人事システムや労働時間に関する労務管理効率化などを想定している。
実施期間は今年9月~来年1月の5カ月間で、約20社の利用を予定している。DX推進に当たって経営者にメリットなどを理解してもらうため、併せて県内中小企業の経営者向けの研修にも取り組む。
令和3年6月28日第3310号4面 掲載