【特集2】新ヒヤリハット活用へ 対策の選択と集中可能に 仕事のやりがい影響 レジリエンス鍛える/建災防

2021.06.28 【安全スタッフ 特集】
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 建設業労働災害防止協会は、建災防方式「新ヒヤリハット報告活用マニュアル」を作成した。従来のヒヤリハットと大きく異なるのは、心身の状態や職場の人間関係、事故を回避できた理由を聞くなど、ワークエンゲイジメント(仕事に対して前向きで充実した心理状態)とレジリエンス(復元力)の視点を取り入れたこと。集計・分析により、レジリエンスを高めるための安全衛生活動を把握でき、効果的な取組みの選択と集中が実現できる。報告に基づく事例集や教育への利用も視野に入っている。

労働負荷や人間関係に注目

 新ヒヤリハット報告は、建災防の「建設業におけるメンタルヘルス対策のあり方検討委員会」で作成を進めてきたもの。今回のマニュアルでは、新ヒヤリハット報告の狙いや様式、具体的な分析・集計の手順などについて詳しく解説している。

 従来のヒヤリハット報告との大きな違いは、…

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2021年7月1日第2381号 掲載
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