【ズーム・アップ】改善基準約半数が守らず 「拘束時間」で違反目立つ 平成22年運送業の監督結果 東京労働局

2011.05.15 【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
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 東京労働局(山田亮局長)は、平成22年の道路貨物運送業に対する監督指導結果をまとめた。都内84社に実施したところ、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(以下、改善基準)」に何らかの違反が認められた事業場は37社で44.0%と約半数に上った。なかでも、最長16時間とする1日当たりの拘束時間違反が31社(36.9%)、原則293時間以内とする1カ月の拘束時間違反が24社(26.2%)と拘束時間に関する違反が目立っており、長時間労働の多い運送業界の実態が浮き彫りとなっている。

 運送業界は受注競争が激しく、厳しくなった経営のしわ寄せは運転者に直接降りかかる。長時間労働による過労運転は、災害発生の温床になっており、…

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平成23年5月15日第2138号 掲載
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