【特集】やってみません? 問いかけKY 災害防止は人と人との関係から/中興電機

2011.06.01 【安全スタッフ 特集】
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 安全パトロールはしているが、ちょっとしたケガがチラホラ発生する――。そんな職場には何の原因があるのか。よく指摘されるもののひとつに、作業者とのコミュニケーションがあげられる。この人間関係を重視し「問いかけKY」を実施しているのが中興電機㈱だ。人と人とが接する機会を増やすという一見単純にも思える方法だが、朝のミーティングと問いかけKY活動を行うことによって、作業者の安全意識は格段に高まった。安全パトには、ぜひ一声かける行動を織り込みたい。

常に感謝の心を基本に

 人が現場で働いている――。当たり前の光景だが、安全パトロールをする際に本当に作業者のことを考えているかどうかをもう一度見直したくなるのが、中興電機「問いかけKY」の取組みだ。同社は高低圧配電盤・キュービクル高低圧受配電装置・変圧器・リアクトル各種制御盤・分電盤などを製造している。

 「安全巡視は問いかけ巡視」と考える同社では、ライン管理者が作業中の監督者や作業者にその作業の危険について問いかけ、一緒に危険を予知して安全を確認することで職場のKY活動に対して指導・援助、激励を行うことを目的とした問いかけKYを安全活動の中心に据えている。この問いかけKYの“肝”は作業者が行っているKY活動実践への感謝の心を持つことが基本となり、強い関心を示すことによって激励するところにある。

 安全パトロールの際に問いかけKYが行われるが、これに加え…

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平成23年6月1日第2139号 掲載
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