焼却炉解体で要綱見直しへ ダイオキシン対策
2012.05.15
【安全スタッフ ニュース】
厚労省は、「廃棄物処理施設内作業でのダイオキシン類ばく露防止対策要綱」の改正に向けた検討を開始した。見直しを予定しているのは、小規模焼却炉の解体作業に関する事項。現行の要綱には焼却炉を設置場所から切り離して処理施設に運んで付着物を除去する「移動解体」という方法が想定されていないため、作業の実態に即した方法を追加するとしている。
新たに要綱のなかに盛り込む、移動解体を行うための技術的な検討事項として、対象となる焼却炉の大きさ、老朽化や焼却炉の状態に応じた移動可否の判断、飛灰飛散防止のための事前養生、切り離した焼却炉の吊り下げなどを挙げている。
平成24年5月15日第2162号 掲載