暑熱リスクの評価法を紹介 中災防シンポ
2012.06.15
【安全スタッフ ニュース】
中央労働災害防止協会は5月25日、熱中症予防対策シンポジウムを女性就業支援センター(東京・港区)で開催した。
会場では、産業医科大学産業生態科学研究所の堀江正知所長が、職場に潜む熱中症のリスクについて講演。WBGT値(湿球黒球温度)と作業の内容、衣服の3点から熱中症のリスクアセスメント方法を示した。
例えば、運動着で歩行するだけなら暑さのリスクレベルは2だが、重作業になるとレベルは4に上がる。服装が化学防護服になると、歩行するだけでもリスクのレベルは5になるという。これにWBGT値などを加味した作業のリスク評価し、リスクを低減する対策を紹介した。
平成24年6月15日第2164号 掲載