【特集2】熱中症に厳重警戒 予防対策の共有へ/中災防・都道府県労働局

2021.07.12 【安全スタッフ 特集】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 クールワークキャンペーン期間、災防団体や労働局などが職場の熱中症対策を呼び掛けている。中央労働災害防止協会は熱中症予防対策シンポジウムを開催。長期的な温暖化や労働者の高年齢化で熱中症のリスクが高まっている。遮熱設備やスポットクーラーなどによる暑さを溜めない工夫、WBGTの計測と計測値に応じた作業管理が必要とした。(編集部)

高齢化で発症リスク上昇 「冷房・日除け・送風」でWBGT下げる シンポジウムを開催 中災防

40歳超えると暑さに弱くなる

 中央労働災害防止協会は6月4日、熱中症予防対策シンポジウムを開催した。今年は新型コロナウイルス感染症予防の観点からオンラインでも配信し、企業の安全衛生担当者などが参加した。シンポジストが高齢化による熱中症リスク増加への注意と企業での予防対策事例などを示した。

 (一社)環境情報科学センターの石丸泰・調査研究室長は、地球温暖化の推移と社会変化の影響を挙げた。気候変動とヒートアイランド現象により、東京の平均気温はこの100年間で2.5~3度上がり、猛暑日や熱帯夜の日数は数倍に増えている。また、高齢者は若者に比べて汗をかきにくく、特に日向での体温上昇が著しいため注意が必要とした。

 WBGTと熱中症による死亡率は明確に関係しており、1次予防として屋根の遮熱対策や日除けの設置、扇風機や換気扇によって風の流れを作る、スポット冷房を設けるなど暑熱環境の改善を挙げた。平均ばく露WBGT値を0.5下げるだけでも熱中症の発生を…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

2021年7月15日第2382号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。