中小のDX導入へ“参考書”公開 福井商議所
2021.07.13
【労働新聞 ニュース】
福井商工会議所(八木誠一郎会頭)は、県内中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)導入促進のため、デジタル技術の研究報告書を公表した。昨年10月に設置した「中小企業のためのデジタル技術活用研究会」が作成したもので、デジタル化への不安や不明点解消の足掛かりになる参考書として利用してもらう狙い。非会員でも閲覧できるよう、ホームページ上で公開した。
報告書には、会員企業からヒアリングした活用事例も多数掲載した。従業員80人の木材製造加工・卸売業者では、販売管理や受注出荷の進捗をシステム上で把握できる仕組みを整え、業務を効率化している。新システムの機能や操作方法の周知・理解を図るため、職種単位で複数回社内研修を実施し、社員の疑問に対応することで導入につなげている。
令和3年7月19日第3313号4面 掲載