大規模現場をパトロール 死亡災害増加で安全管理確認 東京労働局・建災防東京支部
2021.07.08
【安全スタッフ ニュース】
東京労働局(土田浩史局長)は6月24日、死亡労働防止のための集中的取組み「SafeWork TOKYO建設死亡災害緊急対策」の一環として、大規模工事現場の安全衛生パトロールを行った。建設業労働災害防止協会支部との合同によるもので、都内の大規模工事現場を巡視した。
巡視に先立って行われた出陣式では、小島敬二労働基準部長が挨拶し、「建設業の死亡災害が倍増しており、何とか撲滅しなければならないと考えている。巡視を通じて死亡災害急増の減員を把握していきたい」とした。現場巡視は6班に分かれて行い、安全関係書類と関係請負人の保有資格と教育状況の確認、作業手順が災害防止に配慮したものになっているかなど現場の安全管理状況を確認した。
管内では大規模建設工事現場で死亡災害が多発。5月末までに昨年同時期の約2倍となる11人が死亡しており、警戒を強めている。仮設構造物の床が崩れ落ちる労働災害などが目立っており、巡視では積載荷重の確認なども行った。
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