安全の見える化へ 取組事例集を作成 大阪労働局
2012.11.01
【安全スタッフ ニュース】
大阪労働局(森岡雅人局長)は、災害防止へ向けた企業の活動をまとめた「安全の見える化」事例集を作成した。「安全の見える化」とは、職場に潜む危険や安全行動、禁止事項を写真など作業者の目に見える形で掲示し、効果的に安全活動を展開する取組み。同労働局では、「大阪危険ゼロ先取運動」の重点のひとつとして普及を図っている。
事例集に掲載しているのは安全衛生管理編4件、安全基準編66件、衛生基準編6件の合計80件の事例。例えば、フォークリフトにスピード警報装置ランプを設置して走行速度を可視化したり、安全帯フックに「腰より上に!」とコメントを入れて安全な使用方法を徹底したりする「見える化」を紹介している。
「安全の見える化は規模や業種を問わず取組みやすく、自主的な安全活動を講じるうえで有効な手段」だという。事例収集を続けながら、周知を図っていくとしている。
平成24年11月1日第2173号 掲載