【特集2】「凡事徹底」の精神でゼロ災運動やってます 日本一安全な列車見張会社へ/レールセキュリティ

2012.03.15 【安全スタッフ 特集】
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 ゼロ災運動は多くの事業場で取り入れられている手法だが、これに「凡事徹底」の精神・キーワードを盛り込み、独自の安全活動を行っている会社がある。㈱レールセキュリティ(大阪市・淀川区)は列車見張専門の警備会社という特殊性を持ち、最後は人間の目による列車の運行や線路上で作業する人への安全確保が最も優れているという観点から、地道なゼロ災運動を続け、日本一安全な列車見張会社を目指している。

凡事徹底:㈱イエローハットの相談役だった鍵山秀三郎さんが本の中で伝えている考え方で、本の副題には「平凡を非凡に努める」とある。当たり前のことを当たり前にやるのではなく、当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命やるという意味。これ以外の解釈もある。

安全管理は生命線

 同社は平成18年に創業した若い会社で、列車見張業務を専門とする警備会社だ。列車見張業務は、列車運行と鉄道工事作業者の安全を守るという重要な使命を負っている。そのため、安全管理は同社の生命線ともいえる。

 ところが、会社設立以来、現場への行き帰りの際の軽い交通事故や仕事中のヒヤリ・ハットなどちょっとした事故やトラブルが発生し、悩みの種となっていた。安全管理を生命線とする同社にとっては、早い段階で“危険の芽”を摘む必要があった。

 「全員参加の安全を実現」するため、以前参加した中央労働災害防止協会のゼロ災運動プログラム研究会の考え方が見張業務に最適だと判断した。

 平成22年から本格的にゼロ災運動を導入し、「日本一安全な列車見張会社」を目標に設定した。…

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平成24年3月15日第2158号 掲載
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