瓦屋根葺替えで 墜落防止を要請 厚労省

2011.07.01 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、東日本大震災の災害復旧工事で、低層住宅の屋根改修工事について災害防止対策を徹底するよう関係団体へ要請した。津波による被害がなかった内陸部でも、屋根の改修が必要な住宅が多いため、墜落・転落災害などに注意するよう求めている。

 木造家屋などの瓦屋根の葺替え工事では、「瓦を屋根に荷揚げする際にロープで確実に結束する」「荷揚げ用の袋を使用するなど資材がばらけて落下することを防止する」「資材の重量について、労働者の墜落を引き起こさないよう適切な重さにとどめる」などの対策を示した。

 スレート、木毛板で葺かれた屋根の場合には、踏抜き防止のため、幅30cm以上の歩み板や防網を設置し、安全帯を着用することが望ましいとしている。

 また、外壁の改修にあたっては、外壁資材が剥離したり倒壊したりする恐れもあるという。あらかじめ地震による損傷を確認したうえで、作業方法と順序を決めて作業計画を作成し、計画に従って作業をすることとした。脚立に足場板を掛け渡した「うま」についても、高さ2mを超える場合には墜落防止措置などを講じる必要がある。

平成23年7月1日第2141号 掲載
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