【特集2】対策をより慎重に 節電下の熱中症 死亡47人超える事態悪化を予測
2011.07.01
【安全スタッフ 特集】
熱中症対策は重要だと考えつつも、平成22年には統計を取り始めた平成9年以降、最も多い47人が死亡するという事態となった。厚生労働省では、こうした事態に加え東日本大震災に起因する夏期電力需給対策での事業所への節電が求められていることから、5月31日に緊急通達を出している。行政側も「いつもと同じ夏ではない」と判断しており、企業自ら積極的に熱中症対策を行わなければならない「特別な夏」となりそうだ。
年齢に関係なく被災する
気象庁の今年の6~8月までの「全国3か月予報」によると、「東・西日本で平年並みまたは高い確率ともに40%、沖縄・奄美で高い確率50%」と発表している。現段階では、酷暑と呼ばれた昨年の気温にまでは達しない予報だが、予断を許さない。…
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平成23年7月1日第2141号 掲載