6割の事業所にメンヘル不調者 JILPT
2011.08.01
【安全スタッフ ニュース】
(独)労働政策研究・研修機構(略称:JILPT)は、「職場におけるメンタルヘルスケア対策に関する調査」結果をまとめた。
56.7%の事業所でメンタルヘルスに問題を抱えている正社員がおり、3年前に比べてその人数が増えたとする事業所が31.7%あった。また、実際にメンタルヘルスが原因で休職・退職した人がいた事業所に対策を聞いたところ、「取り組んでいない」とする回答が32.2%と少なくなかった。
企業のメンタルヘルスケアに関する意識では、46.0%が「深刻化する」と答えた。
また、86.2%の企業では、生産性の低下などマイナスのパフォーマンスと関係があると考え、7割強が今後のメンタルヘルスケアの取り組みを「強化するべき」としている。
平成23年8月1日第2143号 掲載