【特集1】写真使ってKY 見えるかツール やってはいけない作業が判明/関西電力関西国際空港エネルギーセンター
2011.08.15
【安全スタッフ 特集】
危険予知訓練では作業者の理解を得やすいように、イラストを使った方法が最もポピュラーだろう。不安全行動など全体をみるのには効果的だが、こまかな描写には限界があり抽象的になることもある。このことに気づいた関西電力㈱関西国際空港エネルギーセンターでは、実際の現場作業の写真をそのままKYシートとして活用、作業者の教育資料のメーン教材として確立した。写真から危険要因を探ることは非常に身近なものと感じられるため積極的な意見が増えたほか、イラストではイメージできなかった「やってはいけない作業」が分かり、改善へ向けた良い意味での「証拠」として位置づけている。
6000日無災害を達成
同センターでは、関西国際空港島内に「電気」と「熱」を安定供給している。定格出力20MWのガスタービン発電機と排熱回収ボイラーで構成するコジュネレーションシステム2基と独立した補助ボイラー2基から発生する蒸気を隣接する関西空港熱供給会社を経由して、空港島内の空調設備へと流れる仕組み。
同センターは、平成5年11月30日の運転開始以来、全所員と協力会社が一丸となって安全・安定運転に取り組んだ結果、…
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平成23年8月15日第2144号 掲載