【特集2】労災上積み補償の相場 電機が3400万円にアップ

2011.08.15 【安全スタッフ 特集】
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 労働災害が起こった場合、労災保険だけでは対応できるだろうか。万が一の時のために備えておきたいのが「労災上積み補償」だ。IMF-JC(金属労協)の2010年度調査によると電機が遺族補償、各等級とも昨年より増額しており、遺族補償では3400万円となっている。鉄鋼、造船、非鉄も3400万円が水準で高額化がうかがえる。

 労災事故の被災者には労災保険が支給されるが、これは受けた損害のすべてをカバーするものではない。例えば、休業3日間は補償されないし、4日以降の休業補償についても給付日額の80%が補償されるだけだ。後遺症や精神的苦痛に対する慰謝料も給付されない。

 上積み補償はあくまでも企業の任意だが、…

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平成23年8月15日第2144号 掲載
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