復旧工事で災害増え安全パトロール実施 宮城労働局

2011.09.01 【安全スタッフ ニュース】
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 宮城労働局(落合淳一局長)は、東日本大震災の復旧工事で管内の労災死傷者数が97人(7月末現在)に上っていることから、災害防止の徹底を指導するため、東北電力㈱仙台火力発電所(宮城郡七ヶ浜町)で安全パトロールを行った。

 宮城労働局によると、「墜落・転落」で34人、「はさまれ、巻き込まれ」では14人が被災。また、外部足場の組立中に落下した足場材が作業員に激突するなど、3件の死亡災害も発生している。

 現場では、早急な災害復旧の観点から短期間での作業が求められるほか、多くの労働者が混在したり、作業に不慣れな労働者の作業も想定されているという。

 同発電所でも現在電力供給不足の解消に向けて急ピッチでの復旧作業が行われていることから、宮城労働局では「災害を防止して円滑な復旧を促進する必要がある」としており、元方事業者による統括安全衛生管理の徹底や専門工事業での自律的な安全管理の確立などを指導した。

平成23年9月1日第2145号 掲載
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