経営層が業種越えて積極参加へ 「現場力」高める方策探る 厚労省・経産省 製造業の安全で官民協議会
2017.03.30
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省と経済産業省、中央労働災害防止協会は、化学や鉄鋼、自動車などの各業界の経営層とともに「製造業安全対策官民協議会」を設立した=写真。昨年、鉄鋼業で死亡災害が相次いだことが背景にあるという。労働災害防止に向けて「認識の共有や情報発信の方法」「現場力・教育・リスクアセスメントなどの促進方法」「設備対策の強化策」などを検討する。協議会の下にワーキンググループを置き、個別のテーマに関する議論を深めていく考え。厚労省によると、経営層が積極的に参加した官民連携の協議会が、業種の垣根を越えて安全対策に取り組むのは初めてとしている。3月28日には、業界全体に広く周知を図るため、「製造業安全対策シンポジウム」を開催する。…
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[平成29年4月1日付2279号] 掲載