作業様態に合わせた腰痛予防策を 安衛研・技術講演会を開催

2019.10.07 【Web限定ニュース】
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 (独)労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所は9月24日、令和元年度安全衛生技術発表会を大田区産業プラザPiO(東京・大田区)で開催した。新たな時代の安全衛生管理をテーマに4題の発表が行われた。

 職業性腰痛の予防対策と今後の重量物規制について講演した産業疫学研究グループの岩切一幸部長は、業種に応じた作業様態別の対策を解説。製造業の場合、精密作業では高めに、重作業では低めに作業台の高さを調節することで負荷を軽減でき、立ち作業と座り作業を適宜変えたり、足置き台やマットを使ったりするなどの対策が有効とした。また、腰痛予防対策にもリスクアセスメントの考え方が必要になるとし、作業場所に応じたリスク低減対策を労働者自身も考えて実施する必要性を示した。

 重量物に関する規制では、男性は体重の40%以下、女性はさらにその60%以下とする現在の指針について、見直しに向けた研究が進んでいることを明らかにした。講演会では、トンネル建設工事の安全衛生の課題やICT社会での働く人々の疲労と睡眠などをテーマにした講演も行われ、多くの安全衛生関係者が最新の動向に耳を傾けた。

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