日本無線にコスモス一括認定 属人的な安全技術を明文化 建災防が交付式開く

2019.04.11 【Web限定ニュース】
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 建設業労働災害防止協会は4月5日、日本無線株式会社(本社:東京・中野区)へ建設業労働安全衛生マネジメントシステム(通称:コスモス)の認定証(一括認定)を交付した。同社は、気象レーダーや衛星通信システムなど防災減災機器の製造、設置を行うメーカーで、これまでに中国支店、北海道支社、関西支社が個別にコスモス認定を取得。先行する3店社の活動を手本にしつつ、今回、全社一括での認定取得に漕ぎつけた。

 同社の大沼賢祐取締役事業本部長(写真右)は、「機器設置工事は高所作業であり、働く人の安全確保の形成は最優先される。建設部門では重篤な労働災害が起こっていないが、安堵することなく安全衛生水準向上を図る必要があった」と認定取得の考えを説明した。システム構築に当たっては、属人的な安全文化や安全技術を明文化し、建設部門の創設から築き上げてきた安全のルールやノウハウを仕組み化している。システムの内部監査員には女性職員も抜擢し、多様な働き方などを進める視点から働きやすい職場環境の経営を目指す姿勢を打ち出している。

 建災防ではコスモスの構築・実施状況を評価し、適合していると認められた場合に認定を行っている。4月5日現在、284事業場が認定を取得している。

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