安全な作業は声かけから コミュニケーションの重要性説く 大東建託・外国人実習生向け安全研修会

2018.06.09 【Web限定ニュース】
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 大東建託㈱は5月22日、外国人技能実習生向けの安全教育研修会を開催した。建設現場で働く実習生の労働災害防止を目的としたもので、受入事業場11社と実習生22人が参加した。

 研修会冒頭には、施工管理部の泉和宏部長が「日本の建築技術で最も重要なのは、安全な作業をするということ。研修で安全作業の仕方、意識の持ち方を学び、現場で実践してほしい」とあいさつ。コミュニケーション不足から労働災害が起こっていることを説明し、現場で職人同士が行う声掛けなど、意思疎通のポイントを教えた。

 実習生向けの安全講習では、労働安全衛生研究所が開発したシステム「ハザードタッチ」を使った危険予知訓練や、VR(仮想現実)の技術を使ったヒヤリハットなどを体験した。

 今年度から始めた安全教育研修は、全国22会場で実施予定。同社が施工する現場では現在、404人の実習生が技能を学んでおり、2021年末には1028人を受け入れる計画だという。今後、さらに技能実習生の数が増えることから、災害の撲滅を掲げて安全教育に力を注いでいく。

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