障害者雇用 完全在宅勤務も”同空間”を体感 群馬県セミナー
2021.08.24
【労働新聞 ニュース】
群馬県は、テレワークを用いた障害者雇用を支援するため、実務担当者などに向けたオンラインセミナーを開催した。不動産事業を展開する価値住宅㈱の高橋正典代表取締役が登壇し、自社での障害者の働き方について紹介している(写真)。
同社は従業員数25人で、うち障害者2人を完全在宅勤務として雇用している。2人には不動産の間取り図面作成などを任せており、入社後の研修もすべてオンラインで実施した。
社内には職場環境を撮影するカメラを設置し、テレワーク用PCとつなげている。自宅にいながら出社している社員を常に視認できるほか、マイクを通して職場に話しかけることも可能とするなど、実際に同じ空間で働いているように感じられる環境を整えている。
令和3年8月23日第3317号4面 掲載