台風被害 復旧工事で土砂崩壊に注意 「深層崩壊」場所は遠隔作業を 地山掘削時の対策求める 厚労省
2011.10.15
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、先月紀伊半島を襲った台風12号など集中豪雨による被害の復旧工事で、土砂崩壊などの労働災害防止対策を徹底するよう関係団体に要請した。降雨で地盤が緩んでいる可能性があるため地山の掘削作業などを行う際に、地山の形状、地質、地層の状態を調査するとともに、点検頻度を増やして早期の異常発見に努めることとしている。また、深層の地盤で土砂が崩れる「深層崩壊」が発生している場所では、遠隔操作式の建設機械を使うなど労働者を立ち入らせずに作業する措置などを講じるよう求めた。
台風被害の復旧工事が本格化することに伴う労災の発生を懸念した厚労省では、…
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平成23年10月15日第2148号 掲載