【特集】見逃しません低いリスクも 作業者に張り付くクロス定点観測を/コマツ小山工場

2012.10.01 【安全スタッフ 特集】
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 「当たり前の作業なのでリスクの発見が難しいのではないか」「リスク評価に個人差があるのでは?」「作業場をちょっと見ただけではリスク評価はできないのではないか」――。自然な疑問だが、意外とこのへんを素通りしてリスクアセスメントが行われていないだろうか。コマツ小山工場のサークルでは、このことに気づき異なる職場の作業者が観測者となり、違う職場の作業者に張り付くクロス定点観測で、リスク評価を実施している。その結果、低いと思っていたリスクレベルが実はもっと高いリスクだったことが判明、職場からの危険の排除に一役買う活動として定着しているという。

危険と思わないが大きな災害に…

 クロス定点観測とは、異なる職場の作業者が観測者として一定時間他の職場の作業者に張り付き、観察しながら作業のリスク評価を行うことを指す。

 その中心的存在といえるのが、同工場油製造部製造第1課の「すぐやるサークル」だ。

 同工場では、サークル活動が充実しており、「サークル方針」のなかで、「リスクアセスメントによる危険の無い安心な職場作り」「指差呼称の強化」「元気ある挨拶と、清潔で正しい身だしなみ」「コミュニケーション向上による活気ある職場作り」を掲げている。クロス定点観測は、この方針の筆頭にあるリスクアセスに沿った活動だ。…

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平成24年10月1日第2171号 掲載
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