サイバー安全で対策状況を診断 IPAがツール
2021.08.30
【労働新聞 ニュース】
(独)情報処理推進機構(IPA)は8月17日、企業におけるサイバーセキュリティーの実践状況を自己チェックするための「サイバーセキュリティ経営可視化ツール(ウェブ版)」を開発し、公開した。自社の取組みを定量的に把握してもらうことで、方針や適切な投資計画の策定を促すのが狙い。
可視化ツールでは、情報セキュリティーリスクの認識や対応方針の策定状況、人員・予算の確保状況、リスク対応のための仕組みの構築状況などのテーマに関する39問の設問を用意。すべての設問に回答すると、テーマごとの実践状況の結果がレーダーチャート形式で表示される。
診断結果については、画面上で過去の取組み結果や業種別平均との比較も行える仕組みとした。
診断結果の表示時には、対策を改善していけるよう、「サイバーセキュリティ経営ガイドラインVer2.0実践のためのプラクティス集」から参考となる取組み事例が提示される。
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令和3年8月30日第3318号2面 掲載