【スポット】台風復旧工事で違反6割 建設機械関係目立つ/和歌山・三重・奈良労働局が一斉監督
2012.10.15
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
紀伊半島を昨年見舞った台風災害の復旧工事が最盛期を迎えている。和歌山労働局、三重労働局、奈良労働局では、管内の労働基準監督署が実施した監督で56.5%の事業場に違反が発覚。なかでも建設機械関係の違反が目立つ。今後の工事量増加に伴い災害が多発することを懸念している。各労働局ともに、地盤の緩みから発生する土砂災害や多用される建設機械関連の災害に注意を促す。
一斉監督は今年8月1~31日に、紀伊山地を管轄する3県の6労働基準監督署が実施したもの。復旧工事を行っていた124現場中、70現場(56.5%)に法違反が見つかり是正を勧告。7現場には使用停止命令の処分を下した。
違反内容を見ると、建設機械など重機に関するものが39件で、墜落・転落に関する違反33件、元請業者の責務に関する違反24件などとなっている。
重機では、ドラグショベルと労働者の接触防止のための措置を…
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平成24年10月15日第2172号 掲載