【スポット】リスクアセスメントを添削 現場に出向きシート作成 建設業者へ“完全定着”図る 秋田・大曲労基署
2011.12.15
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
秋田・大曲労働基準監督署(町田良則署長)は、地場の建設業者へリスクアセスメントの完全な定着を図ろうと、作成したシートを添削する講習を行った。実際に参加者が現場に出向き、気になった点をデジタルカメラで撮影しシートに反映、同労基署の監督官が後日、添削を行う。最後は模範シートを配布して、今後のリスクアセスメントの徹底を要請するというもので、“添削方式”という手法は全国的にみて珍しい。参加者からも「レベルアップにつながった」と好評だ。
「集団指導をしても、言われたから仕方なくやっていた」――と町田署長は振り返える。リスクアセスメントに対する理解が乏しい現状から、どうすれば完全な定着が図れるのか考えたのが“添削方式”だ。大曲労基署では7月1日、10月7日、10月21日の3回にわたって同手法によるリスクアセスメント講習会を開いた。今回モデルに選ばれたのは中仙・太田地区建設協議会の建設会社25社で、延べ87人が参加した。
1回目は労働衛生コンサルタントを招いて基礎知識の講座とグループ討議を実施。続く2回目は、…
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平成23年12月15日第2152号 掲載