特殊健診機関を4地域別に公開 埼玉労働局
2021.09.28
【労働新聞 ニュース】
埼玉労働局(高橋秀誠局長)は、健康診断受診率の向上を図るため、管内で定期健診や特殊健診を実施している医療機関を4つの地域別に公開している。実施機関側の了解を得て同労働局ホームページに一覧表を掲載しているもので、9月の「職場の健康診断実施強化月間」に合わせ、リストのさらなる拡充と事業者への周知を進めている。
今年4月に特定化学物質障害予防規則の改正があり、金属アーク溶接作業に従事する労働者には半年以内に1回の特殊健診が義務付けられたが、「受診可能な医療機関が分からない」などの声が多数寄せられていた。同労働局は、「とくに特定化学物質やじん肺などの特殊健診を実施している医療機関は少ないため、一覧表を役立ててもらえれば」と話している。
令和3年9月27日第3322号3面 掲載