「男性版産休」を有給で導入 清水建設
2021.10.12
【労働新聞 ニュース】
清水建設㈱(井上和幸社長)は、来年10月から義務化される「男性版産休」に先駆け、「パタニティ休業」を導入した。対象者の申出により、子の生後8週間以内に最大で4週間の有給休暇を付与する。
同社における男性の育児休業取得率は、18.5%(2020年度)。対象者へ社長から直筆の手紙を送るなどにより、積極的に取得を働き掛けてきた経緯がある。
パタニティ休業の導入に当たっては、有給扱いとしたのに留まらず、職場環境の整備も進める。男性版産休の趣旨に沿って直属上司が必ず面談し、取得を推奨するルールとした。必要に応じて担当業務の見直しを図り、部門レベルで代替要員確保の検討も行う。
令和3年10月11日第3324号5面 掲載