【特集2】金属アーク溶接等作業 マスクの密着具合を確認 フィットテストで実技研修/中災防
2021.10.27
【安全スタッフ 特集】
中央労働災害防止協会は9月16日、安全衛生総合会館(東京・港区)で「マスクフィットテスト実施者養成研修」を初めて行った。金属アーク溶接等作業では、労働者の健康障害を防止するため、令和5年4月1日から呼吸用保護具を適切に装着していることを確認するフィットテストを行うよう義務付けられる。同研修は施行に先立ち、事業場内のフィットテスト実施者に実際の確認方法を学んでもらおうというもの。研修では、「定性的フィットテスト」と「定量的フィットテスト」の2種類の実施方法について実技教育が行われた。
マンガンが健康障害引き起こす
金属アーク溶接作業では、加熱により溶接ヒュームが発生する。神経障害、じん肺、肺がんなどの健康障害を引き起こすマンガンが溶接ヒュームに含まれていることから、厚生労働省では、労働安全衛生法施行令、特定化学物質障害予防規則を改正。溶接ヒュームを…
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2021年11月1日第2389号 掲載