荷役災害防止で6つのポイント 点呼時教育に活用を 川崎南労基署

2021.10.24 【安全スタッフ ニュース】
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 川崎南労働基準監督署は、「すぐにできるトラック運転手や倉庫作業員のための労働災害の6つのポイント」を作成した。トラックの荷台の端やプラットホームの端では落ちるほうに背を向けて作業はしない、トラックの荷台や運転席への上り下りは三点支持でゆっくり⾏動する、荷役作業は滑りにくい靴を履くなど、安全作業の要点を簡潔にまとめている。

 物流拠点が所在する同労基署管内では、陸運業の労災が全産業の約2割を占め、荷台からの墜落など荷役作業中の災害防止が課題になっている。墜落災害の原因には、足場などの作業床を準備していなかった、手すりを設置していなかった、荷の積み替えの作業手順を決めていなかったなどがあったという。再発防止策として設備改善が挙げられるが、早急な改善が難しい場合の対処として、作業者への安全衛生教育や保護具の使用、さらに今回示した6つのポイントを点呼時の教育などで活用してほしいとしている。

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