キャバクラ女性従業員 労働者性を認める 解決金支払い和解に さいたま地裁
2021.10.28
【労働新聞 ニュース】
裁判所から肯定的な心証
埼玉県内のキャバクラ店で働いていた女性従業員が残業代など1100万円の支払いを運営会社に求めた裁判で、さいたま地方裁判所による関与和解が成立していたことが分かった。女性従業員の代理人らがこのほど記者会見で明かした。和解は両者間の契約が労働契約であったと認め、運営会社が解決金を支払う内容。解決金の額は非公表となっている。代理人によると、今年4月頃に同地裁から労働者性について肯定的な心証が示され、和解に向けた協議が始まったという。
訴状によると、女性従業員は2016年5月に埼玉県内のキャバクラ店で働き始め、19年3月末で退職した。裁判は…
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令和3年11月1日第3327号3面 掲載