前年に続きベア 2%程度要求へ 連合・春闘基本構想
2021.11.02
【労働新聞 ニュース】
連合は今期初の中央執行委員会を開き、来春闘の基本構想として賃上げ分を2%程度、定期昇給相当分を含めて4%程度の賃上げを目安とすることを確認した。ベア要求は2014年以来9年連続で、それぞれの産業における最大限の「底上げ」に取り組むなどとしている。
定昇込みで4%という数字は前年と同じだが、公表は例年より1カ月早めた。産別や単組で検討する期間を長く設け、改善に取り組む組合を増やすのが狙い。改善分を獲得した組合数は、19年以降は低下傾向が続いている。12月2日の中央委員会で、闘争方針として正式決定される見込み。
令和3年11月1日第3327号5面 掲載