支払い業務での顧客ケアに手引 生保協会
2021.12.08
【労働新聞 ニュース】
一般社団法人生命保険協会(高田幸徳会長)は、保険金・給付金の支払い業務にかかわる営業職やカスタマーセンター勤務者のスキルアップに向けて、グリーフ(悲嘆)ケアに関するハンドブックを作成した。業界として、近親者を亡くしたり健康を損なった顧客への対応のあり方を明らかにし、会員各社において実践してもらうのが狙い。すでに監修に携わった一般社団法人グリーフケアギフト協会によるウェブ講演会を開き、各社の教育担当者など116人の参加者を集めている。
同ハンドブックでは、支払い業務を生命保険事業における最も重要な業務の一つと位置付けた。従来は個々の担当者の資質や経験に委ねてきた部分も多かったとしつつ、お悔やみ・お見舞い時の挨拶例、心がけるべき所作、使うべきでない言葉などを紹介している。
令和3年12月13日第3332号5面 掲載