残業ゼロ達成の製造工場を視察 埼玉労働局
2021.12.17
【労働新聞 ニュース】
埼玉労働局の高橋秀誠局長は、働き方改革に取り組む優良なベストプラクティス企業として、ナット製造業の㈱イチヤナギ(埼玉県入間市)を視察した。
同社では、従業員一人ひとりが複数の機械を扱えるようにする多能工化や作業の効率化を進め、長時間労働の削減に取り組んでいる。平成25年時点では、1カ月の時間外労働が最長の者で58.5時間に及んでいたが、今年9月の時間外労働はゼロとなっている。
作業効率化の取組みでは、3段に重ねて平置きしていた製品鉄箱をラック式に変更するなどしている(写真)。従来は天井クレーンで鉄箱を積み替えて製品を探していた手間を省き、フォークリフトで簡単に取り出せるようにした。
令和3年12月27日第3334号4面 掲載