寸劇交えながら紛争防止策指南 リスク法務実務研究会
2017.05.24
【労働新聞 ニュース】
社会保険労務士や弁護士などの専門家で構成するリスク法務実務研究会(主宰=安藤政明特定社会保険労務士)は、福岡県内の会社経営者、人事労務担当者向けに「多様化時代の労務管理リスク」と題したセミナーを行った。
講師の徳永明日香特定社会保険労務士は、労働トラブルを3種類に類型化したうえで、それぞれのパターンを同研究会メンバーによる寸劇を交えて紹介した=写真。誠実に仕事をしていた社員に対して心ないリストラ案を提示して反発を買い、労働審判を提起され数百万円の和解金を支払う結果になった実際のケースについては、「危機管理に問題あり」と指摘。トラブルを起こす要素のなかった社員が会社を訴えるメカニズムを解き明かし、どうすればトラブルを回避できたかを解説した。
平成29年5月22日第3113号2面 掲載