2021年の労働安全衛生の動き&事故災害を振り返る(9) 脳・心臓疾患の労災認定基準を改正/山岳トンネル工事現場で事故続く

2021.12.25 【Web限定ニュース】
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 2021年も残すところあとわずか。新型コロナウイルス感染症の拡大で新たな働き方が定着するなかで、時代の変化に応じた安全衛生関係法令の見直しが進み、産業構造の変化や高齢化に応じた安全衛生対策や、過労死・メンタルヘルス不調への対策、化学物質管理の新たな動きなど変化の大きい一年となった。今年話題となった安全衛生に関連したトピックを、誌面・webニュースの掲載内容とともに振り返る。

脳・心臓疾患の労災認定基準を改正

 厚生労働省は9月、過労死の労災認定に使用している「血管病変などを著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患の認定基準」を改正した。長期間の過重業務を評価する際に、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価することを明確化している。…

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