在籍型出向で人材確保図る BPO協会講演会
2022.02.01
【労働新聞 ニュース】
製造系派遣・請負事業者などを会員とする日本BPO協会(清水竜一会長)は、東京都内で2022年新春講演会を開催した。「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)業界の未来と成長戦略を考える」をテーマにパネルディスカッションを行っている。
パネリストを務めた㈱ビーネックスパートナーズの屋敷元英常務執行役員(写真)は、コロナ禍での自社の採用対策を紹介した。派遣・請負業界は求人件数が回復傾向にあり、採用が難しい局面に入っていると指摘。在籍型出向と産業雇用安定助成金を活用して人材を確保したという。人材が余剰となっている航空業界や飲食関連機器メーカーなどから受け入れることで出向元の雇用維持に貢献できたうえ、適性のある人材を獲得できたと成果を強調した。
令和4年1月31日第3338号2面 掲載