集団指導に代え災害事例集配る 穴水労基署
2022.02.14
【労働新聞 ニュース】
石川・穴水労働基準監督署(宮田玄彦署長)は、管内で昨年実際に発生した労働災害を紹介し、災害防止対策のポイントを示す事例集を作成した。新型コロナウイルスで実施が困難な集団指導に代わる手段として、労働基準協会などを通じて管内の事業場へ配布している。
10月に管内で発生した交通死亡災害では、労働者の運転する軽トラックが対向車線にはみ出し、対向車と正面衝突している。死亡した労働者は工事発注者に書類を渡すため、急いでいた。事例集では災害防止対策のポイントとして、時間に余裕を持った運行計画の立案、交通安全情報マップによる危険箇所の注意喚起を挙げている。
令和4年2月14日第3340号4面 掲載