21年10~12月期 派遣実稼働者数 コロナ前に回復 派遣協会調査
2022.03.08
【労働新聞 ニュース】
昨年10~12月の派遣労働者実稼働者数がコロナ禍前の水準に回復したことが、日本人材派遣協会(田﨑博道会長)の調査で分かった。同期間における全国主要会員企業の月平均実稼働者数は37万3464人で、コロナ禍前に当たる2019年10~12月の37万2406人を上回った。34万5878人だった前年(20年)同期と比べると108.0%となり、2万7586人増加している。
実稼働者数が増えた業務をみると、軽作業が前年同期比128.2%、製造が116.8%、貿易が109.4%、一般事務が107.9%、情報処理システム開発が107.1%などとなった。一方、機器操作(99.8%)、財務(99.1%)、営業(96.2%)、販売(78.9%)は減少している。
地域別では、すべての地域で前年同期の実績を上回った。北関東・甲信(115.3%)や九州(114.3%)で増加幅が大きい。
令和4年3月7日第3343号2面 掲載