暑熱非順化者の把握重点に 厚労省・熱中症対策
2022.03.14
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、今年5~9月に実施する「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の概要を発表した。熱中症発生時に速やかに適切な対応を行う「初期症状の把握から緊急時対応までの体制整備」、熱中症の発症リスクの高い作業者に対応する「暑熱順化が不足していると考えられる者の把握」、熱中症を発生させないための「WBGT値の実測とその結果を踏まえた対策の実施」を重点的に呼びかける考えだ。
昨年1年間の職場における熱中症の発生状況は、休業4日以上の死傷者が547人、うち死亡者が20人となっている。
2022年3月15日第2398号 掲載