製造業中心に全8署がパト 茨城労働局

2022.03.23 【労働新聞 ニュース】
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 茨城労働局(下角圭司局長)は、今年に入って死亡災害が多発していることを受け、管下全8署の労働基準監督署長による緊急パトロールを実施した。併せて、労働基準協会連合会や労働災害防止団体、社会保険労務士会など14団体に対し、安全対策の徹底を要請している。

 同労働局管内では、今年1~2月に発生した死亡災害が6件に上り、同時期では過去7年間で最多となった。そのうち4件が製造業での災害だったことから、重点的にパトロールを行っている。死亡災害のうち3件は機械の修理・点検中に発生しており、機械を点検する際の作業手順が定められているか、囲いや安全装置など機械設備に関する危険防止対策が講じられているかなどを確認している。

 今年2月に自動車製造業で発生した災害では、プレス機の下部の金型付近を点検していた労働者が、下降してきた上部の金型に頭部と右腕を挟まれて死亡している。

令和4年3月21日第3345号4面 掲載
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