管理体制なく事業停止処分 四国運輸局
2022.04.25
【労働新聞 ニュース】
四国運輸局(吉元博文局長)は、特別監査で社会保険未加入など19件の道路運送法違反を確認したとして、乗合バスを運行する鬼ヶ島観光自動車㈱(香川県高松市)を122日間の事業停止処分にした。同社に対しては令和2年3月、8月に一般監査を行い、高齢者に対する適性診断の未実施など11件の違反を確認。同年9月に輸送施設使用停止処分としたが、改善されなかったため、昨年11月に特別監査を行い、新たに発覚した違反も含めて再処分した。
同運輸局によると、同社では運行管理者が多忙を理由に法定の講習を受けず、運転者の過労防止のための乗務割も定めていないなど、法令順守できる管理体制が整っていなかったという。
【令和4年3月24日処分】
令和4年4月25日第3350号4面 掲載