【今週の視点】退職届の錯誤無効認める 会社側が筋道を用意

2022.05.25 【労働新聞 今週の視点】
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自由意思へ介入は慎んで

 大手警備会社で働いていた労働者が労働契約上の地位確認などを求めた訴訟で、東京地方裁判所は退職の意思表示を錯誤により無効とした(本紙4月18日号2面参照)。本事案では警察への連行を匂わせながら、あらかじめ用意した退職届に署名させるなど、会社側がストーリーを立てていたようにもみえる。いくら辞めてもらいたかったとはいえ、労働者の自由意思への介入はやはり認められないのだろう。…

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令和4年5月23日第3353号7面 掲載
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