災害現場偽った造園業者を送検 船橋労基署
2017.05.25
【労働新聞 ニュース】
千葉・船橋労働基準監督署(松崎勉署長)は、虚偽の労働者死傷病報告を届け出たとして、造園業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反などの疑いで千葉地検に書類送検した。
1次下請として八千代市内の造園工事現場に入場していた同社は、平成28年2月19日、フェンスの修理を行っていた労働者の左目に工具が当たる労働災害を発生させた。53日間休業、8日間入院している。同社は、元請との関係悪化による契約打切りを懸念し、「自社の資材置場で工具を整理していた際に負傷した」と虚偽の報告をした。同労基署に外部からの情報提供があり、いわゆる労災かくしが明らかとなっている。
平成29年5月22日第3113号5面 掲載