【トピックス】死亡災害撲滅へ決起集会 形骸化した安全活動の活性化を/東京労働局 建災防東京支部
2022.05.27
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
東京労働局(辻田博局長)は、管内での建設業の労働災害急増を受け、建設業労働災害防止協会東京支部(松井隆弘支部長)とともに取組み強化に向けた決起集会を開催した。災害増加の背景には安全衛生管理活動の形骸化や元請け・下請け間のコミュニケーション不足があるとしており、建設現場での決意表明と墜落防止対策、新規入場者教育などの対策を推進することを確認した。
前年2倍の発生件数に
昨年、管内の建設業で発生した死亡災害は28人(速報値)で、前年の14人(確定値)から倍増。今年は4月6日時点で10人が死亡し、前年同期を上回るペースとなっている。
足場の組立・解体中に墜落制止用器具を使わずに足場から墜落・転落したケースなどが目立っており、同労働局では、災害増加の背景に元請け・下請け間のコミュニケーション不足や安全衛生管理活動の形骸化があるとみている。
災害増加に歯止めが効かない状況を受けて、…
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2022年6月1日第2403号 掲載