コロナ後見据え持続的な改革へ 愛知経協が事例集
2022.06.06
【労働新聞 ニュース】
愛知県経営者協会(大島卓会長)は、コロナ禍で会員企業が取り組んだ働き方改革を事例集にまとめた。小規模企業でのテレワーク実践例やRPA、健康管理などに関する10社の事例を紹介している。冒頭では各社への取材で得た知見を元に、ポストコロナを見据えた方向性を探っている。
非接触・非対面の必要性から一気に普及したウェブ会議については、移動や準備に要する時間を削減できる利点を挙げつつも、コミュニケーションの質の低下、手軽さから会議の回数が増える弊害があると分析した。ウェブと対面それぞれのメリット、デメリットを理解し、ハイブリッドで運営すべきとしている。
一方、テレワークやウェブ会議は当面の業務効率化や働きやすさの面で成果となるが、人材育成などの面からは課題として認識しなければならないと指摘。コロナ後を見据え、持続的成長の視点で改革に取り組むことが重要と提言している。
令和4年6月6日第3355号4面 掲載